human and environment
1-8-3. 動植物保護のための法には
    どのようなものがあるか
- 環境法・環境政策 -  大久保 規子

A. 鳥獣保護法

1918年制定

目的:
狩猟のルールを定める。

内容:
(1) 狩猟の免許制,狩猟場所・方法の規制
(2) 鳥獣の保護繁殖 鳥獣保護区の設定,休猟区の設定,人口繁殖を認める。
(3) 捕獲鳥獣の商品としての流通規制


B. 天然記念物制度

文化財保護法に基づく制度

目的:
学術上の価値の高い動植物の保全
   ↓
イリオモテヤマネコ,ニホンカワウソ,アホウドリなど

内容:
天然記念物の現状変更・保存に影響する行為には文化庁長官の許可が必要


C. 希少野生動植物種の保存

1993年施行:
絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律

目的:
絶滅のおそれのある特定種の保護
          ↓
イリオモテヤマネコ,ベッコウトンボなど

内容:
(1)取引規制  譲渡、輸出入禁止
(2)個体・生息地の保護

(3)積極的な保護増殖事業